日本歯科専門医機構4期目の理事就任に当たって
日本歯科専門医機構 理事
木本 茂成
現執行部の下、令和6年〜7年度の理事を拝命しました神奈川歯科大学の木本茂成です。2018年(平成30年)の設立時から日本歯科専門医機構において6年間、会計担当理事を務めてきました。設立当時、日本歯科医師会ならびに日本歯科医学会連合からの財政的助成を受けての船出となりました。現在、社員団体も29を数え、広告可能な先行5学会の歯科専門医に加えて、すでに3学会の制度認定が行われています。今後は、当機構の本分である専門医評価認定に関わる安定的な収入が見込まれることとなり、収支バランスもある程度の安定が得られる状況となってきました。今期は専門医制度小委員会担当理事、日本歯科専門医機構在り方委員会副委員長を拝命し、さらに2年間、歯科専門医の制度設計、日本歯科専門医機構の在り方について検討を進めることとなります。2019年度に広告可能な先行5学会の歯科専門医の制度認定、運用審査が実施されて早5年が経過し、2度目の制度審査を迎えることとなっています。設立当初に立案・施行されている歯科専門医制度整備指針と基本的な考え方についても補足や改訂が必要な段階となってきました。昨今の社会情勢の変化を背景として歯科専門医制度の設計や運用の在り方のみならず、当機構の果たすべき役割についても再検討を行う時期にきていると考えられます。また、歯科専門医制度のみならず、歯科医療そのものに関して幅広く国民の理解が得られるよう、更なる周知が必要であると考えています。
4期目の執行部においては、今後の歯科専門医制度の在り方について、担当役員として検討を進める所存ですのでよろしくお願いいたします。